マッチングアプリでの悲劇!お互いに冷めてしまった話

秋葉原

男女の出会いの場と聞かれたら、あなたはどう答えるだろう。
合コン?相席バー?それともスキー場だろうか。
かつてはゲレンデマジックというものがあり、上から颯爽と滑ってくるその姿に、恋に落ちる女性。
筆者の両親もそこで、、おっとその話はまた今度にしよう。

いきなり脱線してしまったが、近年だと、男女の出会いといえば、
マッチングアプリと多くの人が答えるであろう。
これはコロナ禍の現在でも、依然として主要な男女の出会いの場だといえる。

スマホやSNSの普及に伴い、今まではネットでの出会いに抵抗感や不信感があった人も、
スマホ一つで気軽に世界中の人と出会うことができるようになった。

そんな筆者も、もちろんマッチングアプリ利用者だ。
(厳密に言うと、”元”ではあるが。)
なぜ元かって?それは今からお話する体験談もとい、失敗談を読んだら
ご理解頂けるかと思う。

筆者が出会ったのは都内の会社員だという男性。
お互い、某有名な2人組ロックバンドが好きで、なんと同じ日に同じ会場での
ライブに参加していたという事実もあった。
さらに、同世代ということもありチャットでは話題に事欠かなかった。

一ヶ月後いざ会ってみると、長身で顔も良く、
そして仕事の成績も上場とのことだった。
あれ、、こんなにモテそうな男性が、なんでマッチングアプリを使ってるんだ。
筆者の頭の中に疑問が浮かんだ。
何もしなくても、女性がいくらでも寄ってきそうな男性だった。

都内の公園をぶらぶらと散歩しつつ、テラス席でランチをしたり
お互いに会って感じた印象や、バンドの話で盛り上がった。
そして、早めの夕飯を食べてお開きとなった。

帰りは使う路線が違うにも関わらず、駅の改札前まで見送りをしてくれた。
なんて誠実で、優しいんだろう、、。この人と付き合えるかな、、
と筆者は呑気にそんなことを考えていた。

2回目のデートは2週間後だった。今回はお互い休みが合わないということもあり、
夜からの、夕食デートだった。

筆者は真面目に恋人探しがしたかったので、
次の日の仕事が早いので、あまり遅くまで残れませんと、
断りを入れておいた。

これは筆者の持論と偏見だが、多くの男性はあわよくば、を狙っている。
いわゆる、ワンナイトだ。
特に夜からのデートだったり、そういったお店の多い場所なんかだとその可能性が高くなる。

本能的なことだから仕方のないことだと分かっているのだが、
いかんせんワンナイトをしてしまうと、それ以上の関係に発展しないことが大いにありうる。

筆者は彼に少しずつ惹かれていたため、1回だけの体の関係より、
お互いが心地よく、長く今後もデートをしていきたいと考えていた。

話がだいぶ脱線してしまったが、今後さらにデートを重ねて、
いずれ付き合うことを考えたら、ワンナイトはなんとしても避けたかった。

彼が予約してくれたレストランで、お酒を飲みながら、
いろいろな話をして盛り上がった。
ドラゴンボールの話になった時、お互い会話に熱が入り、腹がよじれるほど笑った。

急になんでドラゴンボール?そう思った人が大半だと思う。
筆者は特別、ドラゴンボールに詳しい訳ではない。
ただ、笑いのツボが一緒ということは、付き合っていく上で、
なかなか重要なことだと思っている。

ゆえに、そんなに詳しくない筆者でも、分かるように説明したりモノマネをしている彼を見て、
大いに笑い、この人と付き合うことができたら楽しいんだろうな
なんて妄想までしていた。

そろそろ出ようか、となった頃、時刻は21時半を過ぎていた。
筆者は先にも述べた通り、次の日の仕事が早かったし、ワンナイトは避けたい
という思いから、帰ることを伝えた。

せっかく趣味以外の話でも盛り上がり、お互いへの興味が高まってきていたが、
だからこそ、次のデートに繋げるために、筆者は今日の日は解散しよう、
と考えていた。

しかし、彼の考えは筆者の想像とは違かった。

「この後俺の家で、映画でも見ない?」

一瞬固まってしまった。
次の日が早いと伝えている上で、今から映画?
話を聞いていなかったのだろうか。一気に酔いが覚めてしまい、
今日は帰るね、といってお開きになった。

酔いが覚めてしまったのは彼の方もなのだろう。

それから彼から連絡が来ることは、二度となかった。

以上が筆者が経験した悲しくも虚しい、マッチングアプリ経験談である。
これに懲りずに、色々な人と会ってみれば良いと思うのだが、
やはりアプリという手軽さから、ワンナイト目的の人も少なからず一定数いるのが現状だ。

ワンナイトを否定している訳ではないが、真剣な出会いを求めている人、
特に筆者のような恋愛観を持っている人には、難しいのかもしれないと感じた。

便利なようで、使い方次第でプラスにもマイナスにもなるマッチングアプリ。
みなさんはどのように使っているのだろうか。
是非ご教授していただきたいところである。

「何をどこまで信じればいいか、君が僕に教えてよ」
このフレーズが何かわかった人は、私及び私が出会った男性と話が合うだろう。

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