【初心者向け】光と陰影の付き方について学ぼう

公開日: : 萌え絵の塗り方

自作のアイキャッチ用のイラストを何枚かアップしていますが、
やはり影の付き方が全然なっていないな、と感じています。

そこで自分なりに考え、影の付き方を学んでみました。
色々と思うことがあったのでここに紹介いたします。

 

立方体の陰影

まずはこれが基本です。
立方体ごとの影のつき方の例になります。

この立方体の影のつき方を参考に人体全体の影をつけます。
人体は球や立方体、円柱の集まりと考えればよいのですから。

でも、立方体の影のつき方を参考にしても、太股のような大まかなところは塗れても、筋肉の凹凸や服のシワからできる細かい影は塗れないんですよね。

本当に知りたいのはもう少し細かい部分の影のつき方なのではないでしょうか。

 

 

●陰影のつき方について初心者が陥る勘違い

ネットには絵の製作工程を教えてくれるメイキングが多く投稿されています。
たいへんありがたいですね。

メイキングを見ると、そのほとんどは線画の中を塗りつぶしたあと、影1、影2、落ち影、最後にハイライトを塗っています。
(影1は薄い影、影2は濃い影、落ち影は物や手などで光を遮るときにできる影です)

つまり最初に影を塗っているわけです。

ハイライトよりも影のほうが塗る面積が大きいのですから、この塗り方の順番で間違いはないです。

でも、初心者からすると影とハイライトは全く別のものと思ってしまいやすいのではないでしょうか?

影ができると思われる場所に暗い色を置いて、そのあとに適当にハイライトをつける。
私もつい最近までやっていたことです。

本当は逆で、ハイライトの位置を把握しているからこそ、影の位置がわかるのだと思います。

 

 

●陰影をつける前にハイライトの位置を知る

ハイライトとは光が最も強く当たっている場所のことです。
光が強く当たることで表面の色味がとび、白く見えます。
下の図をご覧ください。

光の入射角度と光の強さ

黄色い矢印は光を表わし、全て同じ強さです。赤い部分は角度です。

ものの表面に対して光が垂直に当たるところ、そこが最も明るくなる場所です。

そして光の当たる角度が浅くなるにつれて、光の強さが減少し次第に暗くなっていきます。

最後には光があたらなくなり影が濃くなります。

つまり一番光が当たる場所を基準にすれば、影ができる位置を把握しやすいというわけです。

影を塗るとき、まずは一番光が当たっている場所を探してください。
そして先の立方体の陰影のつき方を参考にして色を塗ればよいのです。

 

 

●陰影をつけるためには面の意識が必要

光の角度によってものの表面の明るさが変わるといいました。
ということは、人体の表面全体の丸みや凹凸を部分ごとに把握しなければ、光がどんな角度で入るかわかりません。

例えば肌ならば筋肉や脂肪の丸みや骨の出っ張り
服ならばシワからできる凹凸などです。

この物の表面の形状がどうなっているか立体的に把握することを、面の意識といいます。
面で捉えるということです。

面で捉えることによって、その場所ごとの光の入射角度を想像し色を置いていきます。
角度が深いならば色は薄く、角度が浅いなら色は濃くなります。

特に出っ張っているところは光が垂直に当たりやすく、ハイライトになりやすいことも覚えておきましょう。

面で捉える

 

 

●萌え絵は影もデフォルメしている

萌え絵はリアルを単純化して描いているわけですが、 同じく影も単純化して描いています。

いくら光の入射角度によって影のつき方が変わると言っても、その全てを表現するわけにはいきません。
影1、影2、落ち影、ハイライトと省略しているわけです。

自分の中で省略化し単純化するところの線引きを決めておきましょう。

 

 

●最後に

光について学んだことがある人が読んだらツッコミどころ満載な内容だとは思いますが、 イラストの初心者向けの説明ということでご容赦いただければと思います。

光や影については奥が深いので、今日伝えたことが正しいとは限りません。
より専門的な知識を得たいのであれば、ぜひご自身で調べてください。

太陽光やろうそくの炎などの光源の違い、カンデラ、ルーメン、ルクスなどの光の単位とその意味、光の反射など学ぶことは多いです。

でもとりあえず私も含め初心者は、面の意識と光の角度による影のつき方を把握することから始めましょう。
それから少しずつ難しいことを身につけていけばよいのです。

 

 

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Comment

  1. 匿名 より:

    凄く参考になりました
    特にハイライトの位置で陰の付け方を求める方法は目からうろこでした。

  2. より:

    次のテストで活用したいとおもいました

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