絵を描くときに意識するべき3つのこと

公開日: : 萌え絵の基礎

絵を描くとき何を意識して描いていますか?
○○を意識しろ!とはよく言われますが、それだけ意識って大事なことです。

絵を描き始めたばかりの初心者は、元絵に似せようとする意識だけで描いています。
絵の中級者になると意識するべきポイントが増えていきます。
最終的に上級者になると、多くのポイントをほぼ意識せずに描けるようになります。

もしあなたが、元絵に似せる意識だけで絵を描いているなら早めに新たな意識の獲得に向かうべきです。

絵を描くとき、最も意識するべき重要なポイントが3つあります。
それらを知ることであなたの絵の練習はより効果的なものに変わります。
ぜひ体に染み込ませるくらい頭に叩き込みましょう。

 

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①人体構造を意識する

レオナルド・ダ・ヴィンチはその飽くなき絵の世界の追求のため、死体を解剖していたそうです。

人体構造を意識するためには、まずは人体構造について学ばなければなりません。
主に覚えるのは骨格と筋肉です。

完全な暗記の世界です。
正式名称まで覚える必要はありませんが、どこに何があるかは知っておく必要があります。

覚えるコツとしては、最初は大まかに覚え、次第に細かいところを覚えていきます。
いきなり専門性の高い細かいところを覚えることはできません。

特に覚えるべきは骨格や筋肉の「動き」の部分です。
例えば、体を曲げるとそれに伴って背骨はどういう動きをするのか
または、手首を返すと前腕の筋肉はどういうねじれ方をするのか、などです。
キャラクターの見え方に大きくかかわる部分ですので、しっかり知識を身につけましょう。

骨格と筋肉は別々で覚えてもよいですが、実は骨と筋肉はくっ付いています。
筋肉が動き、それに連動して骨が動きます。
つまり骨と筋肉はお互いに密接な関係にあるわけです。

骨と骨のあいだは靭帯でつながり、筋肉と骨はでつながっています。
骨や筋肉だけではなく、靭帯や腱まで知識を広げればより深い人体の理解が得られるでしょう。

ある程度知識が深まったら、人体構造を意識しながら絵を描きます。
背骨の曲がり方、骨盤の位置、各筋肉の動きなどを考えながら描きましょう。

 

②立体を意識する

絵とは立体のものを平面に変換する行為です。
そのためには絵を描く前に、描きたい対象物をしっかりと立体として捉えなければなりません。

主にこの能力を伸ばすのはデッサンです。

誰かが描いた絵をそのまま写し取る模写ではなく、
リアルのものをモチーフにして描くことがデッサンです。
ヌードモデルは雇えないので、モチーフは曲面のあるものを選びましょう。
(果物とか今握っているマウスとかシワシワな布とか)

対象物を時間をかけてじっくり鑑賞することで、少しずつ立体的に捉えることができるようになります。

ゲームのポリゴンのように三角系や四角形がたくさん集まって面を構成していると考えるとわかりやすいです。
最初はプレステ1のようにカクカクな形で捉え、最終的には(たぶん)プレステ4のような超なめらかポリゴンで捉える感じです。

凸ているところ、凹んでいるところ、また奥行きを考えながらデッサンしてみましょう。

 

③アイレベルを意識する

アイレベルとは目線の高さのことです。
(関連記事: 描き始める前にアイレベルを決めよう!

世のほぼ全ての絵にはアイレベルが設定してあります。

ためしにあなたが上手いと思っている漫画を一つ挙げ、その漫画に描かれたコマのひとつひとつのどこにアイレベルが設定されているか考えてみてください。
全てのコマにアイレベルが設定されているはずです。

それだけアイレベルは絵を描くときの重要な要素です。

アイレベルの概念を体に染み込ませるまでは、キャラクターを描くときはアイレベルの高さの体のパーツから描くことをオススメします。
胸にアイレベルが設定してあるなら胸から、足に設定してあるなら足から描きます。

毎回当たり前のように顔から描いて、あとから胴体や手足を描くと絵として破綻しやすいです。

俯瞰、アオリの場合はアイレベルに近いところから描きます。

アイレベルが理解できるようになり、さらにパースや広角・望遠の知識まで広げて覚えると、晴れてマンガを描けるようになるでしょう。

 

●まとめ

絵を描くときに必要な意識はこれだけに限りませんが、最も重要かつ画力そのものの力と言ってよいのがこの「人体構造の意識」「立体の意識」「アイレベルの意識」の3つになります。

絵の練習をするときはこの3つの意識を念頭において絵を描いてください。

3つの意識があるとないとでは上達のスピードが全く違います。

また3つの意識を持って絵を描きまくると相当上手くなります。
逆に言えば、この3つの意識を持たずに量を描いてもあまり大きな効果はないということです。

初心者は往々として今の練習が何のための練習か理解していないことが多いので、何を身につけたいのかを強く意識することが大切です。

 

 

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