線をクリンナップしよう!

公開日: : 萌え絵の基礎

絵の練習、ラフで終わりにしていませんか?
きちんと線をクリンナップして色を塗る状態までにしていますか?

ラフの時点で下手すぎて線画にする気力がわかないとか
線を整えるのはすごく時間がかかり、高い集中力が必要だとか
ラフで少しは上手くいっても線画にするととたんにヘタレ絵になり、そのギャップにへこむとか

いいわけを考えるとキリがありません。

でもそれはかつての自分でもあります。
ブログをはじめてその悪い傾向はある程度なくなりましたが、今でもまだ少し残っています。

集中力が長く続かないんですね。

でも線をクリンナップする技術は、描けば描くほど上達します。
人体構造を学ぶことで画力が上がることとは違い、同じことの繰り返しが意味を持ちます。

また、絵において丁寧さが身につきます。
プロの動画を見ても、すごく丁寧です。

ぜひラフで練習を終わらせず、線をクリンナップしましょう。

修正につぐ修正で精神力がごっそり削られますが、愚直な努力が実を結ぶ、泥臭さが必要なパートです。

※線のクリンナップはアニメ製作の一工程で出てくる言葉ですが、この記事はあくまで雑に描かれたラフを線画に整える意味で使っています。
(アニメーターはラフの段階で超絶に上手い)

 

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●線のクリンナップのコツと注意点

練習がものをいうクリンナップですが、コツはあります。
注意点とともに考えてみました。

1. 不得意な方向で線を引かない

カーブを描くとき線を引きづらい角度があると思います。
なるべくその角度では描かずに、引きやすい角度で描きます。
紙や画面を回したり、左右反転をうまく駆使して線を引きましょう。

2. 線のつなぎ目に気を使う

長い距離でも一本の美しい線を引ければよいですが、そうはいきません。
何本かの短い線をつなぎあわせる必要があります。
入り抜きを上手く重ね合わせて美しい一本の線に見えるようにします。

また、筆圧は強くならないようにします。 なぜなら筆圧が強いと線の繋ぎ目が綺麗にならないからです。

ここが一番集中力が必要なところかもしれません。

3. ラフをそのままなぞらない

ラフの時点である程度線が整っているなら別ですが、そうでない場合はラフの線をそのままなぞらないようにします。
ラフは参考程度にとらえ、新たに描きなおすつもりで線を引きます。

4. 隙間はとじる

線の隙間はすべて閉じます。
マンガでは線を閉じずに入り抜きで立体的に見せる技術もありますが、未熟なうちは閉じるべきでしょう。

5. ラフは何度も描いてよい

慣れないうちはラフからいきなり線画にするのではなく、
大ラフ→中ラフ→ラフ→線画
と、中の工程を増やして少しずつ線を整えていきます。

 

 

●円を描いてみよう!

ラフでは上手くみえるのに線画だと微妙になる一番の理由は美しいカーブが引けないことだと私は思っています。

円を描く練習は美しいカーブの線を引く最適の方法です。

練習方法は簡単です。
まずラフで円を描き、そのあとにクリンナップします。

ラフは太目の線で描き、なるべく正円に近いかたちにします。
ラフなので何度もなぞり描きしてかまいません。
大きさは5cm前後くらいが良いと思いますが、小さすぎなければ問題ありません。

クリンナップするときは、細めの線で描きます。
一筆では描かずに、何本かの線をつなぎ合わせます。
個人的には4~5本の線で円ができるくらいが良いと思います。
紙や画面を回転させて描きますが、あえて回転させずに描くのも手です。
自分にとって描きやすい方向や腕の使い方を見つけることができるかもしれません。

最後にラフとクリンナップする線は別々の色を使うことをおすすめします。

 

 

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