【イラスト・絵】カメラポジションについて学ぼう!

公開日: : その他

絵と写真は似ていると言われます。
どちらも肉眼で見た風景の一部を切り取ったものですし、出来上がったものは3次元ではなく2次元です。

もしかしたら写真の撮り方などのカメラの知識を取り入れることで、イラスト制作でも何かプラスになるような新たな視点が得られるかもしれません。

今回はその中でも最もイラストに応用が効くと思われるカメラポジションについてお伝えします。

 

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●イラストや絵の大前提

カメラポジションについてお伝えする前に、まずはイラストや絵における大前提についてお伝えします。

それは絵として描かれた風景や人物の前には、必ずその風景や人物を見ている存在がいるということです。

写真で例えるなら、描かれた風景や人物とは被写体のことであり、風景や人物を見ている存在とはカメラマンのことを指します。

写真の場合だとカメラマンの存在はわかりやすいですが、イラストや絵の場合でもカメラマンのような存在がいることを覚えておきましょう。

絵を描かない人や写真を撮らない人は、被写体である風景や人物しか見えていません。

しかし自分が写真を取る立場や絵を描く立場であるならば、そのカメラマンや絵描きが見ていた視点を考えながら作品を鑑賞することは非常に大切なことです。

 

 

●カメラポジションについて学ぶ

カメラポジションとは被写体に対するカメラの撮影位置のことです。
もっと詳しくいうならカメラのレンズの位置となります。

このカメラポジションについて知ることは、カメラマンや絵描きの視点を知ることと同じことです。
ぜひ知識を頭の中に入れてください。
なおカメラポジションは以下の3つの要素から成り立ちます。

 

①カメラの高さ(アイレベル)

まず超重要なのがアイレベルです。
ここでいうアイレベルとはカメラ用語ではなくパース用語のアイレベルのことです。

アイレベルとは地面に対してカメラがどの高さにあるかを意味します。

例えば被写体に対し顔の高さにカメラを合わせれば、顔の位置がアイレベルになります。
胸の高さにカメラを合わせれば、胸の高さがアイレベルになります。
地面ギリギリの足の高さにカメラを合わせれば、足の高さがアイレベルになります。

たとえ同じ被写体でも、アイレベルが変われば被写体の見え方も変わることに注意しましょう。

 

アイレベルの説明

 

②被写体とカメラとの距離

被写体とカメラがどのくらい離れているかを考えることは重要です。

被写体がカメラに対して近ければ、被写体を大きく写すことができます。
被写体がカメラに対して遠ければ、被写体は小さくしか写りません。

つまりカメラに近くなれば近くなるほど被写体は大きく写り、遠ければ遠いほど小さく写ります。

 

カメラと被写体との距離

 

③カメラの向き(カメラアングル)

人物を見下ろした写真を撮りたいとき、まずは高いところに登って撮ると思います。
このとき、カメラを地面に対して平行に構えていたら、人物を写すことはできません。
必ずカメラを下に向けて構えます。

同じように人物を見上げて撮りたいときは、カメラを上に向けて構えます。

つまりカメラの向きとは、カメラを地面と平行の状態から上や下に向けて角度(アングル)を変えることです。

 

カメラアングルの説明

 

④画角

上3つと比べると重要度が下がりますし、カメラポジションの話ではありませんが、知っておくと良い知識です。

画角とは人間の目に例えると視野の広さのことです。
人の目は意識するだけで視野を変えられますが、カメラの場合はズームしたり、レンズを付け替えたりすることで視野を変えます。

視野が広ければ、至近距離のものでも全体を移すことができますし、視野が狭ければ、遠くのものを狙って写すことができます。

ちなみに前者は広角のことであり、後者は望遠のことです。

 

画角の説明

広角と望遠について知りたい方は広角のイラストと望遠のイラストの違いについて学ぼうを参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方は写真の撮り方のサイトを訪れると良いでしょう。

 

 

●まとめ

以上がカメラポジションの大まかな説明になります。
カメラポジションについて知るだけで、なんとなく今までとはイラストの見方が変わるのではないでしょうか?

これからは他のイラストを見るとき、このイラストのアイレベルはどこで、カメラとの距離はどれくらいで、カメラの向きはどんな角度か考えながら観察すると良いでしょう。

これを繰り返すことで、なんとなく魅力的なイラストとはどんなイラストなのか感覚的にわかってきます。
センスを磨くことにも繋がりますので、ぜひカメラポジションの知識について頭の中に入れておきましょう。

 

 

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