萌え絵の腕の描き方のコツ

公開日: : 萌え絵の描き方

初心者ほど簡単だと思われて軽視されやすい場所、それが腕です。
円柱のような単純な形だと思われやすいのがその理由だと思います。

しかし腕は単純に見えて、実はかなりの曲者です。

模写だと簡単に描けても、見ないで描くととたんに不自然になる……
それは腕の構造が私たちが思う以上に複雑だからです。

 

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●手と腕の関係について学ぼう

腕とは胴体と手を結ぶ部分であり、手の動きに連動して動きます。
そのためまずは手の動きがどうなっているかわからないと腕を描くことができません。

例えば私たちは手のひらを回転させることができますが、あれは手首が回転しているのではなく、前腕が回転しています。

前腕を回転させているのは筋肉です。
前腕の筋肉が動くということは、当然前腕の見え方(シルエット)も変わります。

つまり手の回転させて手のひらを上に向けたときと下に向けたときとでは、前腕の筋肉が見え方(シルエット)が変わってしまうということです。

手のひらが上と下のときの腕の見え方の比較

そのほか手や腕に力が入り具合によっても、腕の筋肉は変化します。

例えば腕に力を入れれば、筋肉が張るので腕のシルエットが少しだけ角ばった感じになります。
また手で何かを押せば、肩に力が入って盛り上がります。

 

このように手の状態によって腕のシルエットが変わることがわかると思います。
腕を描くときはその手の動きに合った腕のシルエットで描かなければなりません。

手のひらを上に向けているのに、腕は手のひらを下に向けたときの描き方をすればイラストを見る人は強い違和感を感じてしまいます。

そうならないためにも、腕を描く前には先に手の状態を知っておかなければなりません。

 

 

●腕全体の描き方

では実際に腕全体の描き方の手順を紹介します。
手本を見ながら模写して練習しましょう。

①アタリを取る
まずはアタリを取ります。
アタリの取り方は自由ですが、肩と腕関節と手の位置はわかるようにします。

腕のアタリを取る

 

②手を描く
アタリを取ったら手を描きます。
難しいからといって、後回しにしないようにしましょう。

手を描く

 

③肘を描く
肘の位置に目星を付けておきます。
肘とは主に尺骨の出っ張りのことです。
肘が見えない構図の場合は無視してください。

肘を描く

 

④前腕を描く
前腕を描きます。
前腕のシルエットに注意して描いてください。

前腕を描く

 

⑤肩(三角筋)を描く
肩(三角筋)の位置に目星を付けておきます。

肩を描く

 

⑥二の腕を描く
二の腕を描きます。
このとき上腕二頭筋と上腕三頭筋の位置をイメージしておくと良いでしょう。

二の腕を描く

 

⑦完成
アタリを消せば完成です。

腕の完成

 

上記の手順で描くと、肩→腕→手の順番で描くよりも何倍も描きやすく感じられると思います。

手を先に描くことで、手の大きさを基準にして前腕や二の腕の太さや長さを決められるので、バランスが非常にとりやすくなります。

手を描くことは難しいので、どうしても後回しにしてしまいがちです。
でも手を先に描いておいたほうが、手を後回しにするよりも、のちのち修正は少なくなります。

どうしても手を後回しにしたい場合は、せめて手の大きさだけでも決めておくようにしましょう。

 

 

●萌え絵にありがちな手の配置

萌え絵の手の配置はある程度パターン化している側面があります。

  • 腰に手
  • 肩の横に手
  • 豊満な胸の上に手

などは萌え絵でよく見られる手の配置のテンプレです。
これらテンプレは、「手、腕、肩をワンセット」として覚えてしまいましょう。

萌え絵で良く見る腕

かわいい女の子がとる手の配置はある程度決まっています。
それら手の配置を「手、腕、肩をワンセット」として意識することで、腕まわりの上達が早くなります。

とりあえずは上記のような萌え絵のテンプレの手の配置から練習します。

萌え絵を描きたいのであれば、やはり萌え絵で良く見かけるものから練習するほうが良いです。
基本的には「前に描いたことがあればあるほど描ける」ので、良く描く機会の多そうなものから取り掛かります。

ワンセットの練習を繰り返すうち、次第に描ける腕のレパートリーが増えていきます。
そしてレパートリーが増えれば増えるほど、描けるポーズのバリエーションも増えていきます。

 

 

●腕の筋肉を学ぶ

筋肉の中でも腕の筋肉は数が多く、複雑な構造をしています。
そのため腕の筋肉を覚えるのはかなりたいへんです。

もし腕の筋肉の知識をきちんと学びたいのであれば、萌え絵は全くおすすめできません。
なぜなら萌え絵の女の子は筋肉は発達していないので、腕の筋肉の存在を把握しづらいからです。

腕の筋肉を学びたいのであれば、一端萌え絵から離れ、筋肉の発達した題材を用いるべきです。

筋肉の発達した題材といえばボディビルの写真がまず思い浮かびます。
ボディビルの写真は筋肉の盛り上がりがはっきりわかるので、理解しやすいと思います。

ただボディビルの写真はだいたい似たようなポーズや構図なので、参考になるものが限定されるのが難点です。

 

そのかわりと言っては何ですが、個人的におすすめしたいのが対戦格闘ゲームのイラストです。

格闘ゲームの男キャラは筋肉隆々で、この筋肉は○○筋、この筋肉は○○筋と、ひとつひとつの筋肉をしっかり見分けることができます。

格闘ゲームの女キャラは男キャラよりも筋肉の見分けはつきませんが、そのかわり女性らしい筋肉の付き方を学ぶことができます。

格闘ゲームのイラストならば構図もポーズも多彩です。
画像検索でも多くのイラストがヒットするので、参考にしやすいかと思います。

 

学ぶ順番としては、
「男キャラでひとつひとつの筋肉を学ぶ→女キャラで女性らしい筋肉の付き方を学ぶ→萌え絵で練習する」
が良いと思います。

筋肉ばかり練習すると、いざ萌え絵を描くときに女の子が筋肉質になってしまいます。

普通の中学生の女の子が筋肉質なのは正直どうかと思いますので、萌え絵を描きたいのであれば、格闘ゲームを題材にして描くのは筋肉を学ぶためだけと割り切ったほうが良いでしょう。

 

 

●最後に

手や腕が上手く描けるようになるとイラストが今までとは段違いに垢抜けてきます。
イラストのレベルが何段階も上がるので、上達を強く感じられると思います。

やはり人体の中でも最難関といえる場所を攻略できると、それだけ成長も大きいということなのでしょう。

いくら顔が上手くても、手や腕が描けなければまだまだ初心者です。
最初のうちは資料を手放せないと思いますが、着実に練習を重ね上達していきましょう。

 

 

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