【レビュー】アーティストのための美術解剖学

公開日: : レビュー記事

アーティストのための美術解剖学: デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人に

人体構造を学ぶことは絵の上達の近道です。
それは萌え絵も例外ではありません。

今回は人体構造を学ぶための参考書『アーティストのための美術解剖学』を紹介します。

デッサン・漫画・アニメーション・彫刻などの人体表現、生体観察をするすべての人に」の副題のとおり、 人のからだを描く私たちを対象にした本です。

 

 

●アーティストのための美術解剖学レビュー

アーティストのための美術解剖学表紙

総ページ数304P。なかなかのボリュームです。

 

アーティストのための美術解剖学目次

もくじです。
序文と8つの章に分かれています。

 

解剖学の歴史

最初の数ページで解剖学の歴史について触れられています。
左の絵はレオナルド・ダ・ヴィンチの習作です。

 

解剖学の用語

第一章は解剖学の用語について
骨格や筋肉の組織名を知ることができます。
また腕を上げる、腕を下げるなどのからだの動きの正式名称も知ることができます。

 

人体構造

第二章からはこの本のメインである人体構造について
骨や筋肉の位置、その働き、運動したときの変化などを図や文章で説明しています。
全ページオールカラーなので、図がわかりやすいです。

 

アーティスト向けの内容

背骨のページの内のひとつ
解剖学といっても医学書とは違い、あくまでアーティスト向けであることがわかります。

 

腕の全体図と上腕二頭筋

腕の筋肉の全体図と上腕二頭筋について

 

足の脛の筋肉

脛の筋肉の説明です。
筋肉と筋肉が重なっているときの前後関係も図で理解できます。

 

全身練習

最後の第八章は全身について
解剖学から離れ、全身を描くときの基礎練習について述べています。
練習時の注意点やポイント、意識の持ち方などを教えてくれるので有難いです。

 

 

●アーティストのための美術解剖学感想

絵が上達するのに人体構造を学ぶことがいかに重要か何度繰り返しても足りないほどです。

私は人体構造についての記事も書きますが、人体構造の知識が増えるにつれ本当に描くのが楽になっていきます。

筋肉や骨格の位置を把握すればするほど、あとは立体的に描こうという意識だけで済むのです。

それは上達の実感として感じられるものです。

人体構造の知識は描かなくても身につけられます。
ならばいっそ最初から覚えてしまうほうが効率的です。

 

絵を描く途中、私は何度もわからないところが出てきて筆が止まります。
そんなとき、ひとつの分野に特化した専門書があるとすごく助かります。

すぐに本棚から取り出してすぐにページを見つけられるのは紙媒体の良いところです。

ネットの利点はタダなことですが、やはり時間がかかります。
自分の欲しい情報がすぐに見つけられるとは限りません。

 

この本は全編カラーのため効果的に色が使われています。
人物画は基本カーキ一色ですが、それ以外の部分はしっかりオレンジなどの色で色分けされています。

ひと目見ただけでも人体の構造がイメージしやすい作りになっています。

文章は学術的で読みづらいですが、すべてのページを読めば軽い人体博士になれそうです。

 

今まで人体構造の参考書というとデッサン込みの内容の書が多かったように思います。
このような人体構造だけに的を絞った参考書は今まで無かったのではないでしょうか?

それだけにこの本は使い方次第で絵を描く人の大きな力になってくれます。

この先名著になる予感がする本です。
人体構造を覚えたいなら、この本をおすすめします。

 

 

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Comment

  1. みささぎ より:

    上達が止まって悩んでいたのですが、このレビューを見て、この本で人体構造をもっと詳しく学ぶことに決めました。他のレビューもとても参考になっています。

  2. YOUTON より:

    ありがとうございます。
    人体構造は描く練習をしつつ、なんとなく疑問をもったところを少しづつ覚えていくことがコツです。
    頑張ってください。

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